今回はゴーセンの練習球ラインナップの中でも、特に耐久性と飛びの安定性に定評がある「GNF-160」を徹底レビューします。
「練習球はすぐダメになる…」「試合球に近い感覚で打ち込みたい!」そんな悩みを抱えるプレーヤー必見です。
スマッシュの球威、ドライブの安定感、そして気になる驚きの耐久性まで、実際に使用した本音の使用感を詳しくお届けします!
あなたの練習の質を一段階上げるシャトルかどうか、ぜひチェックしてください。
耐久性とコスパについて
耐久性について

GNF-160の最大のメリットは、羽根の折れに非常に強いという点です。
激しいスマッシュや連続した多球打ちでも羽根軸がしっかりと持ちこたえるため、シャトル交換の頻度が減り、結果的に高いコストパフォーマンスを発揮します。
また、ヘタるまで安定した飛行性が持続するため、練習の質を落としません。
一方でデメリットは、耐久性重視のため、最高級の試合球と比べると打感がやや硬いことです。
また、安価な練習球と比較すると初期費用は高めですが、その持ちの良さを考慮すれば十分に見合う性能だと言えます。
コスパ

| 順位 | 製品名 | 定価 (1ダースあたり・税込) | 主な用途・特徴 | 協会検定 |
| 1 | GFN-160 | ¥5,500 | トータルバランスに優れた練習球。パターン練習・基礎練習など用途が広い。 | |
| 2 | GFN-130 | ¥7,370 | 試合・検定球レベルの練習球。耐久性を特に重視したグース羽根モデル。安定した飛行性。 | |
| 3 | GFN-120 | ¥8,360 | 公式戦レベルの練習球。厳選されたガチョウ羽根と天然コルクを使用。耐久性と最高水準の飛行安定性を高次元で両立した、大会球に近い打感が特長。 | 第2種 |
| 4 | GFN-110 | ¥8,690 | 公式戦レベルのシャトル。厳選されたグース羽根を使用し、最高水準の飛行安定性・打球感を提供。 | 第1種 |
GNF-160は、ゴーセンのシャトルで競技として扱いやすく、最もコスパが良いと評価されています。
その理由は、耐久性が非常に高いためです。
シャトルの羽根が折れにくく、高いレベルの飛行安定性を保ったまま長く使えるため、シャトル交換の頻度が激減します。
練習球としては価格が中程度ですが、「持ちの良さ」を加味すると圧倒的な経済性を発揮します。
試合球に近い打感と性能で、質の高い練習を安価に継続できる、非常に優れた練習球です!
気温(シャトル番号)の目安は?
| 温度表示番号 | 適正範囲温度 |
| 2 | 27℃~33℃ |
| 3 | 22℃~28℃ |
| 4 | 17℃~23℃ |
| 5 | 12℃~18℃ |
GNF-160は練習球であるため、特定の番号切り替えは不要ですが、その高い耐久性が季節変化への対応力を高めてくれます。
🌸 春 (3月~5月頃)
適正番号の目安: 3番 または 4番
使用感:
肌寒い時期は4番でちょうど良い飛び。気温が上がってきたら3番へ。
GNF-160は耐久性が高く、この切り替えでブレない飛行性能を維持し、春先の調整練習の質を高いレベルで保てました。
☀️ 夏 (6月~8月頃)
適正番号の目安: 2番 または 3番
使用感:
多くの場合は3番で対応。
特に暑い日は2番を検討。GNF-160は高温下でも羽根の粘り強さで変形しにくいのが強み。真夏の連打練習でも高い耐久性を維持し、シャトルコストを抑えられます。
🍁 秋 (9月~11月頃)
適正番号の目安: 3番 または 4番
使用感:
残暑が厳しい時期は3番を継続。寒さを感じる11月頃に、シャトルが手前で落ちるようになったら4番へ切り替え。この適切な対応が、GNF-160のラリー速度と耐久性を最適化します。
❄️ 冬 (12月~2月頃)
適正番号の目安: 4番 または 5番
使用感: 一般的な冬季では4番がベスト。
極寒時は5番の使用を検討。GNF-160は非常に耐久性が高いため、低温下でも羽根が折れにくいのが大きなメリット。
練習球としての経済性を最も実感できます。
使用感を徹底解説
スマッシュの使用感
最高級のGFN-110と比べると、GNF-160は正直、打感に少し硬さを感じます。
ただ、スマッシュを打ち込むと、その硬さが功を奏して球速が落ちずに一直線に伸びるんです!
連打しても羽根が折れてヘタりにくいため、「さっきと同じ感覚」で強いスマッシュを打ち続けられるのが最高。
試合球に近いフィーリングで、コストを気にせず思い切り強打練習をしたい時に、このシャトルを選んでいますね。
ドライブの使用感
GNF-160は、高級球と比べるとコルクに少し硬さを感じますが、ドライブ戦での「球の押し出し」が非常に強いです。
相手の速いドライブに対し、打ち負けずに押し返す時の安定感が抜群。シャトルがブレずに低い弾道を維持してくれるため、ダブルスの展開でコースを正確に狙いやすいと感じています。
耐久性が高いため、激しいドライブ戦の練習に最適です。
クリアの使用感
普段使っている高級シャトル(GFN-110など)と打ち比べると、GNF-160は初速が少し重いと感じますが、その後の飛びの安定性に驚かされます。
奥までしっかり飛ばすハイクリアが全然ブレない! 「あ、ちょっと体勢が崩れたな」という時でも、シャトルが修正してくれるような感覚で、狙ったエンドラインにストンと落ちる。
耐久性が高いから、連打しても飛びが変わらない信頼感が練習の質を上げてくれますね。
レシーブの使用感
高級シャトルと比べると、GNF-160は打感がしっかりしている分、スマッシュをレシーブした際の「球を押し返す力」が明確に伝わってきます。
特に、ネット際のプッシュ処理でシャトルが負けにくい感覚があり、微妙なタッチで返したヘアピンも浮き上がりにくいです。
連打される厳しい練習でも、この安定した打感と耐久性のおかげで、安心してレシーブに集中できますね。
まとめ
GNF-160は、高級球と比べても遜色ないレベルの「飛びの安定性」を誇ります。
打感に硬さはあるものの、スマッシュやドライブの球速が落ちにくく、試合球に近い感覚で強打練習が可能です。
何より耐久性が非常に高く、羽根が折れにくいので、コストパフォーマンスは抜群。
質の高い練習を長く続けたい競技者にとって、最高の練習球です!