ここでは、バドミントンに必要な筋肉、手首編!!について解説していきます。
「バドミントンは手首か強くないとダメ」「握力が弱いからクリアを飛ばすことできない」など言われることが多いですが、そんなことはありません。
ある程度の握力は必要ですが、打ち方がしっかりしていれば、クリアは飛ばせます。
さらに、「遠くにクリアを飛ばしたい」「スマッシュスピードを上げたい」「ハイバックを打ちたい」など、
手首の鍛え方次第では、スマッシュが速くなりクリアの飛距離も伸ばしたりすることできます。
その鍛える場所と方法をご紹介いたしますので、是非ご覧ください。
バドミントン手首の鍛え方!
柔軟性を鍛える
柔軟性によって、スマッシュ力が上がったり、クリアをさらに飛ばすこともできます。
また、バックハンドでスマッシュを打つこともでき、海外のプロ選手が打つバックハンドスマッシュは、全身の筋肉が柔らかい選手がほとんどです。
では、野球で例えようと思います。
伝説のピッチャー、大リーガーの"チャップマン”を皆さんご存じでしょうか。
チャップマンは世界最速の球、169キロを投げてギネス記録を出すことができました。
あの大谷翔平でさえも165キロまでです。
なぜチャップマンは世界最速の球を投げることができたのか。
それは、とてつもない柔軟性があるからです。
大谷選手もテレビで柔軟性を披露していますが、チャップマンも同じまたはそれ以上に柔軟性があります。
また、手首だけではなく肘関節や肩関節等、全身の筋肉も柔らかい選手です。
その柔軟性によって、遠心力が生まれ世界最速の球を出すことができたとチャップマン自身も断言しています。
そのため、手首が柔らかいとバネのように勢いとなり、強烈なスマッシュスピードが生まれやすいというメリットが生まれます。
筋力付ける
素早いラケットワークを目指すにはリストを鍛えることが大切です。
強い筋肉ほど素早くラケットを振ることができ、スマッシュやドライブなどのスピードを上げることができます。
鍛え方に関しては上記のダンベルで鍛えている動画をご覧ください。
バドミントンで特に鍛えた方が良い手首の筋肉も下に記載します。
主にこちらの3つの筋肉が握力の役割を大きく果たしています。
「撓側手根屈筋」「尺側手根屈筋」「長掌筋」
このうち、最も握力がアップしやすい筋肉は「尺側手根屈筋」という筋肉です。
皆さん、5本指(親指・人差し指・中指・薬指・小指)の中で、一番力が入りやすい場所はご存じでしょうか?
答えは薬指と小指です。
親指・人差し指・中指も握力に関係あるのですが、一番に力が入る部分が薬指と小指です。
何か握ってみたらすぐに、薬指と小指側に力が入ることがわかると思います。
そのため、小指側と薬指側の筋肉を鍛えることを意識し効率良くトレーニングを行えます。
手首を鍛えるおすすめアイテム5選
1. NSD SPINNER
一番のおすすめです。
筋力だけでなく、柔軟性も鍛えることができます。
また、コンパクトで野球ボールほどのサイズ感によりいつでも、場所を問わず鍛えることができます。
しかし、使い方に慣れるまで時間がかかりますが、数回すれば使えるようになります。
個人的には3分間回し続けられると超人レベルです。
2. トレーニングチューブ
手首だけではなくやり方によっては全身の柔軟性を高めることができます。
また、お値段も格安で柔軟性が欲しいという方にはとっておきのアイテムです。
柔軟性があることによってスマッシュだけではなく跳躍力も向上し身軽なフットワークとインパクトのあるスマッシュを放つことができます。
3. リストローラー
効果的に手首を鍛えやすくバドミントンで良く使う筋肉を効果的に鍛えることができます。
特にスマッシュを打つ瞬間に使用する手首の屈筋群を強化できるため、シャトルにインパクトを与えられるアイテムです。
お金をかけたくない!という方もいらっしゃると思います。
リストローラーは手作りでもできますので、こちらのコンテンツをご利用ください。
4.ハンドグリップ 3way
一番、オーソドックスな器具です。
手首の上げ下げ(掌屈・背屈)の運動のみですが、繰り返し行うことで柔軟性と筋力を鍛えることができます。
リストだけを鍛えたいという方にはおすすめのアイテムです。
5. ダンベル
ご自宅にある方はその器具を使用しましょう。
ダンベルは重さを調節しやすく床に寝ながらでも鍛えることは十分に可能な器具です。
ダンベルで手首の鍛える方法が分からないという方はこちらのYouTubeをご覧ください。
6.アームマッチョ
少し値段は高いですが、バドミントンに必要な筋肉を効果的に鍛えることができます。
このアイテムの一番良い所はリストに特化した鍛え方ができるため、無駄な筋肉を付けることがなくなります。
また、可動性を伴う運動によって柔軟性も高めることができます。
動画を見た方がわかりやすいので、医学的な観点から説明されている動画をご参照くだい。
手首が痛いときの対処法!
バドミントンでは、手首を痛めることがよくあります。この痛い時は、休ませることが一番です。
手首の筋トレは控えるようにして、柔軟だけを行うようにしましょう。柔軟を行う時は、痛みがでる手前までに止めておきましょう。
動かさないことが一番良くないことですので、痛みがない限りは動かすことを意識してやってみましょう。
また、湿布を貼っているかたをたまに見かけますが、湿布を長期的に貼ることは控えて下さい。
手首の捻挫等を起こした後であれば、貼る必要性がありますが、湿布は炎症を抑えるもので、気持ちいからという理由だけで安易に使用すると、
筋肉を固める原因になります。
さらに、寝る前に湿布を貼ると、朝起きた時に、筋肉が固まってしまい動きにくく自分のパフォーマンスが出せない可能性もありますので、
試合前等は湿布を貼ることはあまりおすすめしません。
さらに、痛みが一週間以上続く場合は、バドミントンでできた他の病気やケガの可能性もあるので、病院へ行きましょう。
まとめ
ここでは、手首の鍛え方、柔軟性について解説いたしました。
今後、手首を鍛えていくときは柔軟性+筋トレ+ケガをしないことを意識して、トレーニングして下さい。