「もっと速く、もっと鋭く。」そんな理想を叶える超軽量モデル、ヨネックス『アストロクス22RX』を徹底レビューします。
シリーズ最軽量級の「平均68g」という驚異の軽さを実現しながら、アストロクス特有のパワーと操作性を両立。
重いラケットが苦手な方や、素早い振り抜きを求めるプレーヤーは必見の、その進化の秘密と使用感を詳しく解説します。
実打レビュー!メリット/デメリットを解説!
スマッシュの使用感

メリット
最大の特徴である「超軽量」が、スイングスピードを劇的に引き上げます。
ラケットが驚くほど速く振れるため、コンパクトなテイクバックからでも鋭いスマッシュを打ち込むことが可能です。
また、ヘッドヘビー設計により、軽さに負けない「沈み込み」もしっかり確保。
連続してスマッシュを打ち続ける攻撃的なプレーにおいて、肩や肘への負担を抑えつつ攻めきれるのが強みです。
デメリット
絶対的な「球重(たまのび)」に関しては、重量のある上位モデルに一歩譲ります。
スイングスピードで初速は出せますが、インパクト時の重量が軽いため、相手の手元で失速しやすく、一撃でエースを取るようなパワーを求める方には物足りなさを感じるかもしれません。
また、打球感が非常にシャープな反面、面の安定性を保つには正確なミート率が求められる繊細な側面もあります。
ドライブの使用感

メリット
圧倒的な操作性の高さが、低く速い展開のドライブ戦で真価を発揮します。
超軽量設計により、相手の強打に対してもラケットを素早くセットでき、振り遅れることがほとんどありません。
また、アストロクスシリーズ特有の「ローテーションジェネレーターシステム」のおかげで、切り返しが非常にスムーズ。
連続したドライブ攻撃でも手首の返りやすく、コースを突く鋭いショットを楽に打ち続けられます。
デメリット
ラケット自体の自重が軽いため、相手の強力なショットに「打ち負ける」感覚を覚えることがあります。
強い球を弾き返す際、しっかりと自分のスイングで押し込まないと、打球が浅くなったり勢いが吸収されたりしがちです。
また、シャフトがやや硬めの設計であるため、リストの力が弱いプレーヤーが中途半端に当てると、シャトルをしっかり捉えきれず、コントロールが乱れる可能性がある点には注意が必要です。
プッシュの使用感

メリット
前衛での「取り回しの良さ」が最大の武器です。
超軽量モデルゆえに、ネット際での素早いタッチや急なコース変更にも瞬時に反応できます。
ヘッドヘビー設計がわずかなスイングでもシャトルをしっかり沈めてくれるため、コンパクトな振りのなかで鋭く突き刺すようなプッシュが可能です。
相手の不意を突く高速なネットプレーにおいて、これ以上ない武器になります。
デメリット
軽さゆえに、インパクトの瞬間にラケットが弾かれやすいという側面があります。
相手の返球が強烈な場合、面がブレやすく、正確にコントロールして押し込むにはしっかりとした指先のホールド力が求められます。
自重による「乗せ」が効かないため、当てるだけのプッシュでは球が浮いてしまったり、威力不足でカウンターを食らったりするリスクがある点には注意が必要です。
レシーブの使用感

メリット
最大の恩恵は、相手の強打に対する「反応速度」の向上です。
超軽量設計のおかげで、スマッシュに対してもラケットを瞬時に差し出すことができ、360°全てに対応しやすいラケットのため振り遅れによるミスが激減します。
また、ヘッドヘビーの遠心力がレシーブを飛ばす助けとなるため、軽い力で奥までシャトルを押し戻すことが可能。
ダブルスの低い展開でも、素早い切り返しでレシーブからカウンターへと繋げやすいのが魅力です。
デメリット
ラケットに重さがない分、相手の重いスマッシュを「当てるだけ」で返そうとすると、球威に押されて飛距離が落ちる傾向があります。
しっかり奥まで返すには、自分からシャトルを捉えにいく正確なインパクトと、スイングの強さが必要です。
また、面の安定性が自重のあるモデルより低いため、スイートスポットを外すと打球が不安定になりやすく、守備時に繊細なコントロールを維持するには慣れが求められます。
アストロクス22RXのスペック
ヘッドバランスについて

実際に振ると、2Fの異次元の軽さとヘッドが走る遠心力のギャップに驚きます。
構え遅れとは無縁で、始動とともにヘッドがグンッと走るため、軽量ラケット特有の頼りなさもありません。
重厚な一撃というより、コンパクトな振りで鋭い角度とキレを生み出し、速さでコースを突くフィーリングが心地よい一本です。
打球感について

実際に打ってみると、2Fの軽さからは想像できない「芯のある程よい打球感」が手に伝わります。
硬すぎず柔らかすぎない打感で、インパクト時にはヘッドの重みが球をしっかりホールドし、そこから鋭く弾き出す感触があります。
手首に響く不快な振動が抑えられているため、連続して打っても疲れにくく、狙ったコースへ軽快に球を運べる爽快さが魅力です。
このラケットの重さ
重さ:2F(平均68g)
ガットの推奨テンション:20~28(lbs)
【ラケット重さ基準】
| 2U | 重い | 90g〜95g |
| 3U | 少し重い | 85g〜89g |
| 4U | 普通 | 80g〜84g |
| 5U | 軽い | 75g〜79g |
| 6U | 超軽い | 70g〜74g |
| 2F | 最上級に軽い | 65g〜69g |
アストロクス22RXにおすすめのガット
YONEX社が推奨しているおすすめガットを紹介いたします。
【パワーヒッター向け】
【コントロールプレーヤー】
ゲージ:0.69mm
0.69mmのストリングですが耐久力はさほど強くありません。
しかし、YONEX社が紹介しているように振動や無駄なブレを抑えてくれるストリングです。
おすすめのプレイヤー
ダブルス前衛型!

素早い反応と球を沈める精度が求められるダブルス前衛に最適です。
2Fの軽さが至近距離でのスピーディーなタッチを可能にし、ヘッドヘビーの特性が浮いた球を鋭く沈めるショットを支えます。
操作性が高く、ネット際での攻防を攻撃的な展開へと変えてくれる、まさに前衛で主導権を握りたい方におすすめの一本です。
レシーブしやすい

相手の速いスマッシュや肩口を狙う揺さぶりに対し、振り遅れは致命的です。
平均68gという最軽量の2F設計は、抜群の操作性で意表を突く強打にも瞬時に反応できます。
素早いラケットワークで攻守を切り替え、相手に主導権を渡さず正確に対処できる、まさにレシーブの窮地を救ってくれる一本です。
肩の負担を抑える

1試合数百回、1日の練習で1,800回以上振るラケットは、シニア層の肩に大きな負担となります。
肩の痛みを抑えたい方には、この2F最軽量設計が最適です。
導入時は、感覚のズレによる怪我を防ぐため、ドライブ等の細かい動作から慣らしましょう。
スマッシュなどの強振は、操作感に慣れてから行うのが安全です。
折れやすいの?アストロクス00と比較!

前作アストロクス00で課題だった「折れやすさ」が、今作では大幅に改良されました。
素材をNamdからより強靭な「ナノメッシュネオ」へ変更し、フレームとシャフトの剛性を高めることで耐久性が向上。
前作より硬めの設計になったことで、接触への不安を軽減しつつ、シャトルへ力強い衝撃を伝えられる進化を遂げました。
※折れることが心配という方は以下の2点に気をつければ、バドミントン中に折れるリスクはほとんどありません。
YONEXのバドミントンラケットのほとんどは強固な素材で作られていますが、「ダブルスでパートナーとの接触」「ストリングを規定外に強く貼る」などの使い方を行うことによって、折れやすい原因を作ります。
そのため、規定内で何度も耐久性のテストを行った上で商品化しているため、通常通り使用していれば折れずに長持ちさせることができます。
まとめ
アストロクス22RXは、2F(約68g)という圧倒的な軽さとヘッドヘビーの遠心力を融合させた、唯一無二の操作性を誇る一振りです。
ダブルス前衛での素早いタッチや、肩への負担を抑えたレシーブを可能にします。
耐久性も進化したこのラケットで、キレのある攻撃と軽快なラケットワークをぜひ体感してください。
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