今回は、2021年12月に発売された中級者〜上級者向けのフォルティウス11クイックについて、ラケットの特徴をレビューいたします。
主に攻撃型のラケットです。
スマッシュやドライブで攻めたい方におすすめのラケットです。
目次
フォルティウス11パワーのレビュー!
フォルティウス11パワーのヘッドバランス
ポイント
フォルティウス11パワーはヘッドヘビーラケットです。
画像ようなシャトル位置で捉えるとスマッシュ等やドライブ等の威力を最大限に発揮し力強いショットを放つことができます。
フォルティウス11にはパワーとクイックの2種類あります
フォルティウス11クイックと比較はこの重心の位置です。
クイックの方がやや重心がイーブン寄りになります。
角度のあるスマッシュを放ちたい方は11パワー、
コントロールやラケットワークも重視したい方は11クイックを選択することをおすすめします。
フォルティウス11パワーの硬さ(トルク)
ポイント
トルクレベルとは、ラケットのスイングスピード+シャフトの硬さです。
ねじれやすさとは、シャフトの硬さを表し、フォルティウス11クイックはトルクレベルは5。つまり、やや硬いことを指します。
フォルティウス11クイックの重さ
4U(平均83g)
ガットの推進張力は22~29(l bs)
重さ基準(※ラケットのグリップ先端に記載されていることが多い)
※下にスクロールできます⬇︎⬇︎
2U=重い→90g〜95g
3U=普通→85g〜89g
4U=やや軽い→80g〜84g
5U=軽い→75g〜79g
6U=超軽い⇨70g〜74g
2F=最も軽い⇨65g〜69g
フォルティウス11クイックの価格
フォルティウス11クイックの特徴
威力のある球を放てる

「トランスフォースフレーム」という素材を使用しています。これは、フレームに硬さを加えシャトルにエネルギーを伝えやすい素材で、ミズノ独自に開発されたフレームです。
素早いスイングスピード

「ビヨンドフォースシステム」という機能を図の青い部分に搭載しています。
これにより、「スイングスピード」を大幅に上げることができました。
そのため、スマッシュやドライブ等において、より攻撃に有利になることや相手の速いスマッシュでもレシーブ等において、振り遅れることが少ないという点が特徴になります。
安定したショット

「エアログループ」と呼ばれる、フレーム下に溝を作ることで、安定した面を作ることができ、振り抜く時のブレを抑え、正確なショットを放つことができます。
フォルティウス11クイックの使用メリット
角度のある速いスマッシュを放てる
ヘッドヘビーラケットという利点から角度のあるスマッシュやシャフトの硬さにより速いスマッシュを放つことができます。
速いドライブを放てる
シャフトの硬さから威力のある力強いドライブを放つことができます。
また、シャトルが失速せずに相手のボディに食い込むようなドライブで圧倒することを可能とします。
スマッシュやドライブは正確
ラケットワークのブレを抑える構造からコースを狙った正確なショットを放つことができます。
特に上級プレーヤーになるとスマッシュやドライブは連続で打つ場合が多いため、正確なコースをつくショットを必要とします。
そこで、ブレない安定するようなラケットを搭載しています。
使用デメリット
クリアが飛びにくい
シャフトやフレームが硬いとスマッシュやドライブが強くなる反面、クリアが飛びにくくなります。
しかし、クリアが飛ばないという欠点を補う要素が1つあります。
それは、ヘッドヘビーラケットということです。
重心がラケットのトップに置かれていると、ラケットに遠心力を加えることができ、その遠心力を利用してクリアを飛ばすことができます。
レシーブ時のコントロールが難しい
振り抜きの良さからレシーブのスイングスピードも早く振り遅れることは緩和されますが、レシーブ時のコントロールについては若干の安定感に欠けます。
シャフトが硬いとシャトルとガットとの接触時間も短く瞬時に返球しなければならないため、相手のスマッシュスピードが速いほど、シャトルの返球も速くなり、その分コントロールも難しくなります。
こんな人におすすめ
連続スマッシュやドライブなどで攻めたいプレーヤーにおすすめです。
また、ラケットの特性から正確なショットを生みやすく、コースを使い分けたショットを放つことができるラケットです。