このコンテンツでは、ジュニア、レディース、初心者の方に向けて、
アークセイバー3の使用時のメリット・デメリットと機能を紹介いたします。
・現在使用しているラケットが重い
・これからバドミントンを始める
・上手くラケットを使いこなせない
・操作性のあるラケットが欲しい
などの悩みを持つ方に向けてレビューいたします。
上級プレイヤーに向けたコンテンツではありませんので、予めご了承ください。
上級者に向けたラケットはコチラ
アークセイバー3をレビュー!
アークセイバー3の価格
ヘッドバランス
アークセイバー3のヘッドバランスはイーブンのラケットです。
ラケットのヘッドバランスはトップヘビー・イーブン・トップライトの3つに分かれます。
トップヘビーはラケットの重心が上に位置しているラケットです。
そのため、遠心力を得られ、クリアやスマッシュに強いショットが得られます。
反対にトップライトはラケットの重心が下に位置しており、コンパクトに振り抜くことができます。
レシーブやプッシュなど細かく素早い動作がしやすいということが特徴です。
アークセイバー3の場合、イーブンラケットのため、トップヘビーとトップライトの双方を半分ずつあわせ持つラケットになります。
シャフトの硬さor柔らかさ
アークセイバー3は柔軟性があるラケットです。
シャフトが柔らかいとプレーにどのような差が生まれるのか、
シャフトの硬さを比較した以下の表をご参照下さい。
スマッシュ | ドライブ | レシーブ | コントロール | 球持ち | |
シャフト柔い | 弱い | 弱い | しやすい | 簡単 | 良い |
シャフト硬い | 強い | 強い | 難しい | 難しい | 悪い |
球持ちって何?
シャトルをストリングに当てた時〜反発するまでの速度のことです。
シャフトが硬いほど、この反発は早くなりコントロールも難しくなります。
しかし、シャフトが柔らかいと反発時の時間が長くなり、余裕を持ってレシーブすることもできます。
ラケットの重さ
アークセイバー3のラケットの重さは4U(平均 83g)です。
4U(平均 83g)の重さはバドミントンラケットの平均的な重さです。
ラケット重さ基準
2U | 重い | 90g〜95g |
3U | 少し重い | 85g〜89g |
4U | 普通 | 80g〜84g |
5U | 軽い | 75g〜79g |
6U | 超軽い | 70g〜74g |
2F | 最上級に軽い | 65g〜69g |
バドミントンラケットは、特殊ラケットを除き、3Uまたは4Uのラケットの重さで作られています。
今回のアークセイバー3は、4U(83g)の標準的な重さのラケットですが、ラケットはヘッドバランスによって重く感じたり、軽く感じたり、その人によって異なります。
以下のヘッドバランスをご覧ください。
おすすめのストリング
ヨネックス社がアークセイバー1におすすめするストリングは以下の2つです。
【ハードヒッター】
【コントロールプレーヤー】
アークセイバー3の使用メリット
アークセイバー3は初心者〜中級者向けたラケットです。
上級者にはおすすめできません。
このラケットを初心者〜中級者が使用する時のポイントを以下に解説いたします。
使用者は初心者だけではない
アークセイバー3は初心者向けというわけではなく、以下の3つに当てはまる方におすすめします。
ポイント
① 基礎打ちを覚えてバドミントンに慣れ始めた方
② ゲーム練習(試合練習)へ徐々に入る機会が増えてきた方
③ 技術はあるけどクリアが飛ばないジュニアや女性などの非力な方
① 基礎打ちを覚えてバドに慣れ始めた
基礎打ちには、ドロップ、カット、ドライブ、プッシュ、プッシュレシーブ、クリア、ヘアピン、スマッシュなど様々な方法があります。
この基礎となる練習がある程度できるようになると、速いドライブ、浮かないヘアピンなど、
バドミントンがもっと上手くなりたいと向上心が芽生えます。
その時に、アークセイバー3を使用することで、
個人のレベルも上げることができ、上達への近道ともいえます。
② ゲーム練習(試合練習)へ徐々に入る
初心者から始めて、ゲーム練習(試合練習)へ徐々に入るようになってきた方にもおすすめです。
アークセイバー3はシャフトの柔らかさとヘッドバランスからコントロールしやすいラケットです。
速いスマッシュを打つことは難しいラケットですが、コースを狙って正確なショットを打ちたいという方におすすめです。
③ 技術あり、クリアが飛ばないジュニアや女性
ネット前や低い展開など技術はあるものの、クリアをコート奥まで飛ばすことができないと、
相手からのプッシュで押し込まれる展開になります。
それを払拭してくれるのが、アークセイバー3です。
アークセイバー3はシャフトが柔らかいため、たわみが強く、コート奥までクリアを奥に飛ばしやすいラケットです。
以下の図はアークセイバー3の内部構造です。
しっかりとスウィートスポットで捉えることができると、ジュニアや非力な方でも、コート奥までクリアを飛ばすことができるように、開発されています。
アークセイバー3の使用デメリット
こちらのコンテンツを読まれている皆さんが、ご自身にとって最適なラケットを選べるように、使用前のデメリットも包み隠さずお伝えします。
是非、以下の点にも注意して参考にされてください。
ポイント
① 強いスマッシュやドライブは難しい
② イーブンバランスで能力が半減する
③ ぶつけると折れやすい
① 強いスマッシュやドライブは難しい
バドミントンでは、上達するほど速いスマッシュやドライブを求めたくなります。
このスピード感がアップすることで、相手が取りにくい威力のあるスマッシュが打てたり、
レシーブでも、前衛が止められないほどの速さで打ち返すことで、
相手に攻撃を与えないようなプレーを行うことができます。
しかし、アークセイバー3では、あくまでコントロールを重視したラケットです。
そのため、コースを狙って得点を重ねられるプレーになりやすいという点が、1つのデメリットです。
② イーブンバランスで能力が半減する
バドミントンのラケットには、種類によって重心が異なります。
アークセイバー3はイーブンラケットですが、
主にトップヘビー・トップライト・イーブンラケットの3つに分かれます。
トップヘビーのラケットでは、ラケットの重心が上に置かれているため、遠心力を使いパワーのあるスマッシュやクリアを打つことができます。
反対に、トップライトのラケットでは、ラケットの重心が下に置かれているため、コンパクトに振り抜くことができ、相手の速いスマッシュや速いドライブなどの展開に対応することができます。
アークセイバー3はイーブンラケットです。
そのため、上下重心の良い所を半分ずつしか得られません。
考え方次第ですが、私は両者の良い所を持つことができると言い換えることもできます。
世界のトップ選手でも上級者ラケットで、このイーブンラケットを使用するプレーヤーも数多くいます。
ご自身にあうプレースタイルで重心の位置を決めることが大切になります。
③ ぶつけると折れやすい
バドミントンでラケットが折れる1番の原因は、ダブルスでパートナーと組んだ時に、「ガッちゃんこ」をした時です。
双方のラケットが折れる時もありますが、多くはどちらか一方のラケットが折れてしまいます。
また、アークセイバー3はシャフトが柔らかいラケットということもあり、パートナーのラケットのシャフトが硬いほど、柔らかいラケットは負けてしまいます。
皆んなのレビュー・口コミ!
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まとめ
アークセイバー3の説明はいかがでしたか。
ポイントはコントロールしやすいラケットで正確なショットを打ちやすく、クリアもコート奥まで飛ばしやすいという点です。
初心者の方、ジュニア、非力な方におすすめのラケットになります。
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