バドミントンでは、白黒はっきりと実力がわかる世界です。
しかし、試合などで緊張すると自分の思ったような実力が出せなかったりもします。
そんな時に、試合で緊張しない方法を試合前と試合中に分けて説明していきます。
これをやるだけで、普段通りのパフォーマンスを発揮できそうなことを、医学的に解明されていることを踏まえて解説いたします。
是非、ご覧ください。
試合で緊張しない方法8選!
1.ストレッチとジョギング
(試合前)
試合前にやるべきことは、アップです。
練習の時はストレッチや軽く走ったり、筋トレしたりした後に、基礎打ちをしてゲーム練等をされる方がほとんどだと思います。
しかし、試合前になると基礎打ちの時間が決められていることが多く、普段通りのアップができないという方が多いのではないでしょうか。
そこで、まずは普段通りの練習に追いつくために、ストレッチと軽いジョギングを行いましょう。
これは、適度なストレッチやジョギングを行うことで、自律神経を適切に整えることができます。
特に寒い冬などの試合前にはおすすめします。試合前に体が温まった状態で臨むことができ、緊張感を少し抑えることができます。
2.呼吸法には複式呼吸を使う
【試合前】
よく試合前に深呼吸をしましょうなど言われていますが、あまり効果はありません。
深呼吸をすることで緊張が収まれば良いのですが、肺に空気をたくさん入れて肺を膨らませているだけなので、身体的に特に意味はありません。
しかし、深呼吸をルーティンとして行っている場合は、緊張感が取れる可能性もあります。
そこで行うのは、複式呼吸を行ってください。その方法を以下に記載します。
・鼻から空気を吸います
・口笛を吹くようにゆっくりと吐き出します
この二つを繰り返し10回ほど行います。
複式呼吸の方法はこれだけです。
この複式呼吸は自律神経(副交感神経)の作用が働き、リラックス効果をもたらしてくれます。
リラックスすることで普段通り、試合でのパフォーマンスを発揮することができるはずです。
3.リラックスのツボを押す
(試合前)
リラックスのツボを押しましょう。
方法は2つありやり方はとても簡単でシンプルなので、これもどちらとも試してみて下さい。
・手の甲の親指と人差し指の間を押す
・鎖骨下の真ん中を指で押す
以上この2つです。
特に鎖骨の真ん中下には大きな血管が流れています。
直接血管に触れることで、自律神経(副交感神経)が働き、血管を広げて、リラックス効果をもたらしてくれるそうです。
4.上手い人のプレーを見すぎないこと
(試合前)
よくある話ですが、試合前に上手い人のプレーをみて消極的になってしまうことってありますよね。
特にバドミントンの試合ではフォームが綺麗な人がスマッシュを打つ音を聞くと、その人に見入ってしまい周りがみえなくなってしまいます。
そこで、試合中に自分を良く見せようと思い、フォームが崩れて普段通りのプレーができないということにもつながります。
次の対戦相手を分析するために見ることは良いことですが、上手い人のプレーを真似しようとする人間の潜在的な意識が働くため、試合前にはあまりみないようにしましょう。
5.物をみつけておく
(試合前)
試合になると練習場所とは違うためその会場の雰囲気に飲まれる方もいると思います。
できるだけ、練習と同じ雰囲気に近づけることが必要となります。
例えば、非常口のマークなどはどこの体育館にもあると思います。
その非常口マークをあらかじめ見つけておいて、試合中にその非常口マークをみることで落ち着くこともあります。
他にも、体育館には国旗があったり、倉庫と書かれているマークがあったりしますので、あらかじめ見つけておきましょう。
6.練習中の試合想定
(試合前)
バドミントンに関してだけでなく他の分野でも同じことが言えますが、普段の練習中から試合を想定しておくことが大切です。
例えば、オリンピック選手は意識の高い選手の集まりですが、練習通りにプレーができている選手がほとんどだと思います。
そのため、試合でも練習通りのプレーができます。
オリンピック選手でも、試合は緊張するし、普段の試合でも緊張する選手も多くいるようです。
しかし、普段から意識の高い練習を行っているため、試合でも結果を残すことができると言われています。
そのため、練習でも普段から試合を想定して行ってみて下さい。おのずと試合でも緊張がほぐれ良いパフォーマンスを出すことができるはずです。
7. 勝ちを意識しない
(試合中)
試合中に勝つことばかりのイメージができすぎて、スマッシュばかりの単純な攻撃となってしまい、逆にカウンターを受けて自滅してしまうことがあります。
そうではなく、考えて試合を展開していくことが必要となります。
ここでの考えるとは、初めて試合する相手の分析を行いつつ自分のプレーができているか見つめなおすことです。
考えて試合をすることで、緊張も忘れ普段通りの試合を展開することもできるため考えることはたくさんあっていいと思います。
8.声を出す
(試合中)
声を出すことで筋力の5%をアップすることができると科学的に証明されています。
スポーツ心理学では、「声の科学的効果」と定義されており、余計な雑念を振り払うことができるそうです。
また、精神的にも自分自身を落ち着かせることができるそうです。
そのため、試合中に声を出すことでパフォーマンスが向上し良い結果に近づくことができるかもしれません。
まとめ
試合前と試合中の緊張のほぐし方について説明しました。
私の個人的な意見としては、練習中から試合を想定して行うことが、緊張しない唯一の方法だと思います。
試合等で緊張される方は、是非この方法を試してみて下さい。