こちらの記事は、アストロクス88S PROを実際に購入し、基礎打ちとゲーム練習に分けて使用感をレビュー致します。
アストロクス88Sプロはダブルスの前衛タイプの方におすすめです。
東京五輪日本代表の嘉村選手(現YONEXコーチ)が実際にオリンピックで使用したラケットです。
スペックや機能など詳しくレビューしましたので、是非ご覧ください。
アストロクス88Sプロをレビュー!
アストロクス88Sプロの価格
アストロクス88Sプロの説明動画
ヘッドバランス
アストロクス88Sプロはヘッドヘビー(トップヘビー)のラケットです。
画像ようなシャトル位置で捉えるとスマッシュ等やドライブ等の威力を最大限に発揮し力強いショットを放つことができます。
シャフトの硬さ
アストロクス88S PROはやや硬さのあるラケットです。
シャフトが硬い・柔らかいとプレーにどのような差が生まれるのか、以下の表をご参照下さい。
スマッシュ | ドライブ | クリア | コントロール | |
シャフト柔い | 弱い | 弱い | 強い | 簡単 |
シャフト硬い | 強い | 強い | 弱い | 難しい |
アストロクス88S PROの重さ
① 3U(平均88g)
ガットの推進張力は21~29(l bs)
② 4U(平均83g)
ガットの推進張力は20~28(l bs)
上記の2種類の重さから選ぶことができます。
【ラケット重さ基準】
2U | 重い | 90g〜95g |
3U | 少し重い | 85g〜89g |
4U | 普通 | 80g〜84g |
5U | 軽い | 75g〜79g |
6U | 超軽い | 70g〜74g |
2F | 最上級に軽い | 65g〜69g |
スマッシュにインパクトを加えたい方は3Uを選択し、素早いラケットワークも求めたいという方は4Uを選択して下さい。
アストロクス88S PROにおすすめのガット
以下の2つはヨネックスが推奨しているガットです。
【ハードヒッター】
【コントロールプレイヤー】
基礎打ちの使用感
アストロクス88S PROを実際に購入し基礎打ちにおける使用感を以下に解説いたします。
アストロクス88Sプロの試打動画
バドテツさんが紹介しているYouTube動画に旧アストロクス88と新アストロクス88Sプロを比較した試打動画です。
アストロクス88Sプロの感想
ドライブの使用感
フォアハンドのドライブは球が沈み込む感覚がありました。
しかし、慣れていないからか振り抜きが良すぎて、ネットにかかることがいつもより多かったです。
2対1でドライブをした時も振り抜きが良いからか、方向転換しやすく、しっかりとコントロールできることができました。
バックハンドのドライブでも、球は浮きにくく沈む印象でした。振り抜きも良いため、前へ詰めやすいことが印象的でした。
プッシュの使用感
他のバドミントンYouTuberの方も紹介していますが、球が沈み込む印象です。
いつもと同じようなラケットを振っているのにも関わらず、沈み込むため、プッシュレシーブをしてくれる相手のことを考えず、コート床に叩きつけることを何度もしてしまいました。
他のラケットは違うという感覚はここかもしれません。
プッシュレシーブでは、速い返球を期待していましたが、さほど他のラケットとは変化はありませんでした。
しかし、コントロールについては抜群の安定感という印象です。
また、軽く感じるため、振った後、次に構える時早く、連続プッシュも返球しやすい感覚でした。
スマッシュの使用感
今までイーブンバランスのラケットを使用していたため、このラケットを使用すると球が沈みこむ印象でした。
私自身は、身長175㎝程度ですが、跳躍力は平均以下のため、ジャンピングスマッシュはあまりしません。
しかし、トップヘビーラケット特有の角度をつけやすいスマッシュを連続で打つことができました。
スマッシュの威力自体には変化は見られませんでした。
普段はシャフトが硬く3Uのラケットを使用しているため、球に勢いがつかない印象でした。
スマッシュにも力を入れたい方で、ボルトリック系のパワーラケットを扱える方は、アストロクス88D PROを使用した方が、良いかもしれません。
クリアの使用感
アストロクス88S PROのシャフトは硬いというイメージでしたが、クリアはしっかりと飛びます。
バックハンドでのクリアも反対側コート奥まで飛び、コントロールも安定していました。
初心者や非力の方でクリアが飛ばないという方は、アストロクス88S(GAME)をおすすめします。
PRO使用よりはシャフトが柔らかいためクリアは飛ぶでしょう。
レシーブの使用感
一番良かったのはレシーブです。コート奥まで簡単に飛ばせることが印象的でした。
2対1でレシーブを行いましたが、とてもレシーブしやすかったです。特に、前衛からの強いプッシュをコート奥まで高くレシーブしやすい印象でした。
前衛からの強い連続プッシュで振り遅れることはほとんど無かったです。
ゲーム練習の使用感
良かった点
良かった点としては、やはりレシーブの良さが際立っていました。
返球しにくい場所に来ても、簡単にコート奥まで飛ぶためレシーブ中のミスは格段に減りました。
また、前衛からのプッシュは球が生きている感覚で、いつもなら落として処理する球もプッシュで押し込むことができました。
レシーブと前衛のプッシュ、プッシュリターンが特にしやすいことが挙げられます。
スマッシュに関しても、角度をつけたスマッシュを連続で打つことができました。
扱いにくかった点
ここからは、扱いにくさを感じた点について、レビュー致します。
フォア側のコート奥からのドライブでは、伸びが足りず、威力が落ちている印象でした。
そのため、相手からのカウンターを何度か受けたため、
フォア奥から無理に強いドライブで返球しようとせずに、クリアかカットで逃げることが多かったです。
また、沈み込むという利点から球の伸びが感じられず、スマッシュやドライブのスピードに自信のある方は以下のアストロクス88D PROがおすすめです。
【アストロクス88S (PRO) 】
アストロクス88シリーズ
その他のアストロクス88シリーズはそれぞれコンセプトが異なります。
コチラも是非ご覧ください。
まとめ
今回はアストロクス88S PROについてのレビューでした。このラケットを検討されている方は是非、こちらの記事を参考にして頂ければ幸いです。
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