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バドミントンラケットの「シャフトが硬い・柔い」それぞれの違いを解説!

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バド競技歴25年|社会人/ジュニアのクラブ代表|大手スポーツ店協力のもとラケットを実際に累計100本以上試打したものを紹介しています

ラケットのシャフトの硬さや柔らかさはバドミントンをされている方でも分からないという方が多くおられます。

このシャフトが硬いのか柔らかいかという2つの違いを理解することによって、バドミントンラケットを選ぶ時にかなり役に立ちます。

どなたでも簡単に理解できる内容となっておりますので、是非、最後までご覧くさい。

 

3つの名称

図はラケット各部位の名称になります。

まずは図のような3つの部位を覚えることが大切です。

後に解説しますが、これらの部位はラケットによって構造・素材・重さなどが異なります。

 

シャフトについて

シャフトが硬いまたは柔らかいとバドミントンのプレーがどのように変わるのか、以下の表をご覧ください。

シャフトが硬い・柔らかいとプレーにどのような差が生まれるのか、以下の表をご参照下さい。

スマッシュ ドライブ 面のスポット コントロール
シャフト柔い 弱い 弱い 広い 簡単
シャフト硬い 強い 強い 狭い 難しい

 

シャフトが硬いとどうなる?

野球のバットを例とします。

野球の金属バットと木製バットでボールを打つ時、金属バットの方が飛びます。

これは金属バットが木製バットよりも硬いため、ボールにエネルギーを伝えやすくなるためです。

バドミントンのラケットも同じで、シャフトが硬いとシャトルにエネルギーを伝えやすく、早いスマッシュやドライブ、強いクリアを打つことができます。

そのため、シャフトの硬いラケットは上級者が使用していることが多く、ラケットを販売しているほとんどのメーカーも上級者向けのラケットとして販売しています。

 

シャフトが柔らかいとどうなる?

トランポリンを例とします。

トランポリンは飛んで着地してから跳ね返るまでわずかな時間が生まれます。

バトミントンのラケットも同じで、シャトルがラケットの面(ガット)に当たってから跳ね返るまでわずかな時間が生まれます。

※この時間が良いことを"球持ちが良い"といいます。

この球持ちが良いことにより、シャトルをコントロールしやすいことが特徴です。

また、以下の画像のようにラケットのスウィートスポットが広くなり、ミスショットを抑えてくれます。

 

ラケットは硬い・柔らかいどっちがいいの?

シャフトが硬い=上級者

シャトルにエネルギーを伝えやすいためスピードが上がります。その反面、スウィートスポットが狭くなりミスショットが増えることが特徴です。

シャフトが柔い=初心者または中級者

シャフトが柔らかいと、スウィートスポットが広くなるためミスショットを抑え正確なショットが放ちやすくなります。その反面、シャトルにエネルギーを伝えにくいためスピードは落ちます。

ラケットを選ぶ時はご自身のレベルに応じて、シャフトの硬さを選択することが大切です。

 

シャフトの機能について

ラケットによってシャフトの機能が異なります。

これは使用している素材や構造が異なったりするため、ラケットを選定する時の判断が格段に難しくなります。

バドミントンを始めたばかりという方は、初心者用のラケットであれば機能性まで気にする必要はありません。

しかし、バドミントンを多く経験することにより、目的とするプレースタイルが確立されてきます。

その中で、機能性も含めて選定することが大切です。

例えば、上記の画像はスマッシュの速度を追求したラケットになります。

発売当初にどのようなラケットなのかレビュー記事や公式サイトを参考にしご自身のプレースタイルに合わせる形で購入するか判断することも大切です。

 

シャフトの硬さ表記について

全国のスポーツショップに販売されているバドミントンラケットのメーカーは主に4種類です。

各メーカーごとに若干の表記が異なります。

上述しましたが、ラケットのシャフトが硬いほど上級者用で柔いほど初心者用のラケットです。

ご自身のレベルやプレースタイルに合わせて、バドミントンラケットを購入する場合は上記のようなスペックを確認することが大切となります。

他にも、以下の画像のように表記していることもありますので、こちらも参考にされてください。

 

まとめ

・上級者用=シャフトは硬い

・中級者用=シャフトは普通

・初心者用=シャフトは柔い

上記の3つと機能性を含めてシャフトを選ぶことが大切です。

その他にも、ラケットの重さやヘッドバランスを含めて選び、ご自身に似合う最適なラケットを購入しましょう。

 

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